“ 免疫調整物質=アラビノキシランが癌、エイズに作用 ”

  UCLA/DREW医科大学
M・ゴーナム博士

近年、現代人の免疫力の低下が問題視されているが、そうした中UCLA/DREW医科大学のM・ゴーナム博士が米ぬか由来の免疫調整物質=アラビノキシランの有用性についてまとめた書籍「抗癌力」を発刊した。博士に免疫力を高める食品の機能性についてうかがった。
----食品には疾病予防の機能性があるといわれますが

ゴーナム:最近、食物の価値がその働きすなわち機能で評価されるようになり、健康への影響が徐々に明らかになりつつあります。従来、おいしくて栄養源として優れているものが優れた食物とされていましたが、食物にはもっと大切な働き、生体防御機構、すなわち免疫力の強化や調節、各種ホルモン分泌調整、老化の抑制など種々の生体調節機能を有する成分が含まれていることが証明されています。

――免疫を高めることで癌に対抗しようという代替療法に注目が集まっていますが。

ゴーナム:私の研究の課題のひとつは安全性が高く、安定した作用を持つ新しい免疫調節物質(Biological Response Modifier)を発見することです。 一般に担癌動物はその免疫能が低下することが知られており、化学療法や放射線療法は患者の免疫能をさらに低下させるおそれがあります。そのため治療の場において免疫療法剤が広く使われております。癌細胞が生体の中で異物つまり抗原として認識されるかどうかは長い間論議の的でしたが、昨今の研究の進歩と実験動物の開発、普及などによって癌細胞もまた抗原として認識されることが明らかにされました。

しかし、癌細胞はもともとその生体自身に由来するのですから、正常な細胞と共通した部分が備わっています。従って、癌に対する免疫監視機構は、ウイルスや細菌に対するほど完全ではなく、免疫賦活物質などで常に活性を高めて、癌細胞の発生を見張っておく必要があるのです。

――米由来の免疫調整物質=アラビノキシランが癌やエイズにも作用するということですが。

ゴーナム:私は東洋の生薬やアメリカインディアンの使っている薬草など天然由来のさまざまな物質を癌免疫と密接な関係を持っているNK細胞活性を主とする実験系でスクリーニングした結果、いくつか有望な物質を確認しました。その中に、日本人の食の原点ともいえる米に由来するヘミセルロースをキノコの生産する酵素で変性したアラビノキシラン複合物に強い作用を確認し、安全性と機能性の基礎試験を終え、現在100名の各種癌患者に投与試験中です。

また、アメリカでは社会問題となっているエイズに関しても、40名の患者に投与しています。この結果は学会で発表済みまたは発表予定ですが、病状の回復や自覚症状の改善、薬物治療の副作用の軽減などの有用性が認められました。

それらの結果から考察しますと、このような機能を持った成分を含む食物を日常の食生活の中で積極的に摂ることが、感染症はもとより癌に対する抵抗力をつける上で役立つと思われます。近年、病気の治療技術は飛躍的な発展を遂げましたが、生体に備わっている”癒す力”、”護る力”が健康の根元です。

ヒトはなぜ病気になるか。心理的な部分が病気に大きな影響を及ぼしている。人が優しくていい人ががんにかかっている。これは人に対抗できず、言いたいことも言えなくていつもストレスをかかえてしまうため。人間の体には免疫機能があってがんの芽を見つけると即座に攻撃するが、ストレスがあるとそれができない。がん細胞を攻撃するNK細胞の活性は心の状態に大きく作用する。

NK細胞をサポートするさまざまな免疫調整物質BRMがあるが、その中でもアラビノキシランはNK細胞を活性化し、その効果は1週間でみられる。アラビノキシランをエイズ患者に投与したところ、NK細胞は驚くほど強くなり、とても興味深い結果が出た。代替医療が注目されてきているが、最近、アメリカは国立衛生研究所の中に代替医療のオフィスを設けた。政府の一つの機関として確立している。アメリカではホリスティック医学の研究者や医師、専門家が活発に活動している。



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