「食」関連トピックス
ファスティングヨガで酵素力を引き出す
〜第11回「ダイエット&ビューティフェア2012」

美容の総合展示会「ダイエット&ビューティフェア2012」が9月10日、11日、12日に東京ビッグサイトで開催された。この中から、ヨガインストラクターの窪田多恵子氏によるセミナー「ファスティングヨガで酵素力を引き出す」を紹介する。  


断食の一番の目的は内臓を休ませること

「ファスティング=断食」とヨガを融合させたファスティングヨガを研究している窪田氏。断食といえば、苦しいイメージがつきまとうが、現在は「朝だけ」「半日」「プチ」「週末」と、手軽にチャレンジできるプログラムが豊富にあり、自分のライフスタイルに応じた無理のない断食を是非試してみてほしいという。

断食の一番の目的は内臓を休ませることにある。働き続けている胃や腸などの消化器官を休ませてあげることは、飽食の日本人にこそ必要な健康のテクニックであると窪田氏。窪田氏が進めるのは3日間のファスティングジュースを使用した断食と3日間の回復食を取り入れた、計6日のファスティングプログラムである。

ジュースを取り入れるのには理由がある。断食中であっても脳に必要な糖分を補うためという。脳の唯一の栄養素は「ブドウ糖」だが、ブドウ糖が不足すると、集中力が低下しイライラなど精神にも影響を及ぼす。

ブドウ糖だけは胃を休めたままでも体内に取り入れることで、断食中でもイライラせず、また空腹感を強く感じることなく、3日間を快適に乗り越えられるという。そこで窪田氏はジュースにはファスティング専用の酵素ジュースを用いることを奨励している。いろいろなメーカーから断食中に必要な栄養だけを補うサポートドリンクが出ているため、そうしたものを取り入れるといいという。

断食中も重要なミネラル、マグネシウム

ファスティングドリンクを選ぶ際には、L-カルニチンとマグネシウムが豊富に含まれているものが特におすすめという。L-カルニチンは、カドミウム・水銀・鉛といった体内の脂肪に溜まりやすい有害重金属の解毒をサポートし、また脂肪燃焼に関わるアミノ酸でもあるため、断食の効果を高める。

マグネシウムは300種類以上の体内酵素の働きを正常にしてエネルギーを作り、循環をサポートする。断食中も重要なミネラルであるマグネシウムをしっかり補うことで、体内酵素の活性が保たれるという。

断食のもう一つの重要な目的は体内酵素の活性

断食のもう一つの重要な目的は体内酵素の活性。食べたものを消化吸収する「消化酵素」についてはよく知られているが、私たちの生命を維持するのに大事な「代謝酵素」を断食により活性することができるからだ。そもそも代謝酵素とは私たちの体内でどのような役割を果たしているのだろうか。まずは新陳代謝である。吸収された栄養を体内の細胞に届けて、有効に働く手助けをしている。

そして有害物質の除去。これも代謝酵素が体内で働くことで、毒素を汗や尿の中に排出してくれている。さらには自然治癒力。体内酵素が働いてくれるおかげで細胞の修復が行われる。

断食することで消化活動が休止し、その分代謝酵素の働きが体内で活発になる。断食期間中に、体内酵素は傷んだ細胞を修復することや毒素を排出させることに集中的に働きかけるため、細胞レベルで健康が取り戻されるというのが断食のメカニズムであると窪田氏は解説。

胃腸を休ませ、体内酵素のなかでも代謝酵素の働きを3日間活性させる断食。このことにより、脂肪燃焼・デトックス・腸の浄化・免疫回復・血液浄化・肝臓の浄化・味覚の正常化・肺の浄化・明瞭な思考能力の向上・活力の回復、といったさまざまな効果が得られるという。しかし断食が終わり、回復食に戻すのは断食より難しいと窪田氏。

この際にも各種メーカーから回復食をサポートする食品が販売されているので、そうしたものをうまく利用して欲しいという。断食後の食事は少しずつ回復させていかなければ、断食前より代謝が悪化したり、リバウンドしたり、胃腸に大きなストレスをかけ痛むこともあるそうだ。断食の効果をムダにしないためにも回復食が重要であることを頭にいれ、その準備をしてから断食に入ってほしいという。

断食中にオススメ、ヨガのポーズ

そして断食中はできるだけエネルギーをセーブした生活を心がけるべきであると窪田氏。断食中は特に体の末端が冷えやすくなり、また代謝酵素の活性により強烈な睡魔に襲われやすいという。また日常でコーヒーや食品添加物を過剰に摂取している人の場合、頭痛にも悩まされる可能性が高いという。そういった断食中の特有の症状が感じられたら、簡単なヨガのポーズと呼吸法を取り入れることで、神経をコントロールし、不調を緩和させることに役立つと窪田氏。

断食中にオススメの手足を動かしたり伸ばしたりするポーズ、また肺を大きく動かした胸式呼吸、そしてお腹を大きく動かす腹式呼吸のやり方についても簡単に解説。断食をすすめていくなかで、腸も肺も浄化されていくので、呼吸がどんどん深く楽になっていく変化も観察してほしいという。

いまの日本人に断食は必要な健康テクニックであるが、苦しみながら実践するのではなく、上手にサポート商品を利用し、またヨガと合わせることで、ほとんど不調を感じずに乗り切ることができる新しい時代のファスティング。できれば月に1回程度継続して行うことで、病気にならない心身を維持してほしいと話しを結んだ。

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