スポーツニュートリション、アスリート注目のSOD〜ifia Japan2022オンラインセミナー

2022年9月5日(月)、web配信により行われたifia Japan2022セミナーから潟鴻xルテの講演「Melorun アスリートは賢く鍛え、素早く回復」を取り上げる。


スポーツニュートリションの需要が拡大

ここ数年で、スポーツニュートリションの需要が急激に拡大している。これまでスポーツニュートリションはボディビルダーやアスリートなどスポーツを専門的に行う特殊な人の栄養素と考えられていた。

しかし、運動習慣の重要性が幅広い世代に知られ、スポーツ人口が増加したことにより、スポーツニュートリションを欲する一般の人々が増えている。

今後も健康的な生活に運動が不可欠と考える人々が増え、スポーツニュートリション市場の拡大が予想される。

スポーツで得られる効用については、筋肉の増強や脂肪の燃焼といった見た目の改善や競争力の向上といったものだけではない。

骨密度の維持・血糖値のコントロール・持久力の改善・睡眠やメンタルの改善・気分の高揚・リラクゼーションなど多岐に渡り、それぞれの効果をもたらす栄養素や機能性素材が広く求められるようになってきている。

スポーツに伴い生じる活性酸素と対策

こうした中、南フランスの専用メロン畑で栽培されたカンタループ・メロンの果汁を100%原料とし、特許取得の独自コーティング技術で保護した天然のSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)製品、Melorunが注目されている。

いまだ国内では、パウダー状のプロテインや疲労回復成分、抗酸化成分が人気のスポーツニュートリションだが、欧米では「スポーツに伴い生じる活性酸素対策」に着目し、「運動は必要だが運動によって生じる活性酸素を速やかに消去することが必要」と考えるようになっている。

つまり「活性酸素を抑制しながらより効果的に運動効果を得る」ことがスタンダードになりつつあり、日本でもこうしたトレンドが起こることが予測される。

疲労回復や筋肉の活力維持に有用

Melorunの原料となっている品種改良メロンは、そもそも腐敗しにくいという特徴がある。

通常なら1週間程度で腐敗がはじまるメロンだが、品種改良メロンは3週間以上、腐らずに品質を保つことができる。その理由はこのメロンには通常のメロンの10倍以上のSODが含まれているからだ。

この品種改良されたカンタループ・メロン果汁から作られるSOD成分であるMelorunを用いて、アスリートを対象としたヒト臨床試験が行われた。

結果、Melorun摂取群は、プラセボ群と比較して身体的健康度が有意に改善した。また、身体的疲労度の知覚スコアも有意に減少するなど優れた効果が確認できた。

特に運動により体内ではマグネシウムが失われがちになるが、Melorun摂取群はマグネシウムレベルの低下を予防し、疲労回復や筋肉の活力維持に有用であることが示された。

トップアスリートとSOD(抗酸化酵素)

他にも実業団バレーボールチームを対象にした身体的・精神的疲労回復調査でもMelorun摂取群には有意な回復効果が見られるなど、プロのアスリートから一般のスポーツ愛好者まで、幅広い層で有効なデータが得られた。

さらに、フランスは競馬の国であり競馬馬のケアにも余念がないが、競馬馬にも同様の優れた効果をMelorunは発揮した。
サッカーの元フランス代表であるジダン選手や競泳のアラン・ベルナルドなど、世界的なトップアスリートの指導実績があるスポーツドクターDr.マルク・サラミトは微量栄養素の専門家であるが、SOD(抗酸化酵素)は他の抗酸化成分よりも重要だと話しているという。

というのも、SODは2週間程度という非常に短期間で効果が体感できることなどメリットがあるからだという。

これまでにないタイプのスポーツニュートリション

アスリートには特に銅・亜鉛・セレンなどの抗酸化成分の摂取が推奨されるが、これらは不足している場合にのみ有効で、過剰になると副作用を示すというリスクがある。

また、コエンザイムQ10は有効ではあるが、体内での残留効果が低く、また動脈性高血圧症や糖尿病などの人には使えないといった制限がある。

さらにあらゆるフラボノイドにはSODで得られるような高い効果(スコアによる有意性)は見られない。

運動による効果を高めるためには、運動を継続しながらも活性酸素をコントロールし、体を酸化させない、疲労させない、速やかに回復させることが必要となる。

それを叶えてくれるのがMelorunのSODであり、これまでにないタイプのスポーツニュートリションとして今後注目して欲しいとまとめた。


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