第13回「食品開発展2002」(2002 10/9〜11)



過去最高の340社出展、43,000名が来場

今年で13回を迎える「食品開発展2002」(主催:CMPジャパン株式会社)が、10月9〜11日の3日間、東京ビッグサイト東2−3ホールで開催された。

「食品の健康志向化、安全性の追及」をテーマに掲げた今回は、出展規模も過去最高の340社、520ブースとなった。また、アメリカ、カナダ、中国など海外からの出展が増えたことも、今回の特徴である。来場者も43,000名近くと、これも記録的な数字となった。

今回は、展示構成にも工夫が凝らされ、新しい食品開発を支える2つのテーマ館を設定。Hi(Health Ingredients Japan)「世界注目の食品素材、機能性素材が一堂に集まる」と、S-tec(Safety and Technology Japan)「食品の安全性・品質向上を目指す分析検査、衛生管理資材、製造機械を集めた」で構成した。

本展示会では、企業による展示のほか、例年を上回るほどのセミナーも開催された。記念セミナーは、アメリカ国立ガン研究所のミルナー博士による「ニュートリジェノミックスとガン予防食品研究」、国立がんセンター長尾美奈子氏による「日本で進む「がん予防食品」研究最前線」など39講座。このほか、各企業によるプレゼンテーションセミナー118講座や150を超すセミナーが連日人気を集めた。 主催者によれば、来年度の「食品開発展2003」への出展を予約する企業も多いとのことで、これも食の安全性と機能への関心の高まりを表している。

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