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 サラシア

 インド・アーユルヴェーダで古くから利用

 糖尿病や高血圧など生活習慣病対策で注目

サラシアはインド南部やスリランカ・タイ・中国、東南アジアなどの亜熱帯に広く分布・自生するニシキギ科のツル性天然植物。卵形状の葉を持ち、3センチほどの実がなる。

サラシア属植物はおよそ約120種、S.reticulate、S.chinensis(S.prinoides、S.latifolia)、S.oblonga、S.burnoniana、S.grandiflora、S.macrosperma、S.roxburghiiなどがある。

サラシアは、現地では古くから薬用や食用で用いられ、とくにインドでは、アーユルヴェーダ(伝承民間療法)として5000年も前から糖尿病の治療などに利用されてきた。

サラシアはダイエット素材としても日本で認知が高まりつつある。抗肥満の有効成分は各種カテキン類、マンジフェリン、サラシノールなどである。

サラシノールには、α−グルコシターゼ(※注1)の阻害作用があるとされている。α−グルコシターゼは、食物のでんぷんや糖分をブドウ糖に変え、吸収しやすくするが、これをサラシノールが阻害するため、30%程がオリゴ糖のまま腸に運ばれる。そのため、でんぷんや糖分がブドウ糖に変換されず減糖となる。

サラシアの抗肥満効果については、国立大阪外国語大保険管理センターの研究グループが、糖尿病患者(U型)20名を2グループに分け、サラシア属植物抽出エキスとプラセボを交互に各6週間投与したところ、サラシア属植物抽出エキスの投与した際、空腹時血糖値やヘモグロビンAlcが低下したと報告している。さらに、肥満度を評価するBMIについても有意に低下することが判ったという。

また、サラシノールをラットに与えた実験では、麦芽糖や蔗糖を与えて一時的に血糖値が上昇したが、サラシノール投与後に上昇抑制がみられたことが報告されている。

サラシノールには肝保護作用や抗酸化作用も報告されている。サラシア属植物の熱抽出エキスを四塩化炭素肝障害モデルのマウスに投与後、血中GOTとGTPの上昇が抑制、有意な肝保護作用が認められている。

この他、1995年のインドの科学雑誌で、40-55歳の男女24名にサラシア属植物を含む錠剤を2ケ月投与後、血糖降下やHDL(善玉)コレステロールが上昇したという報告もある。

※注1)α−グルコシターゼ:でんぷんや部分的に分解されたオリゴ糖をグルコースや果糖のような単糖に分解する酵素

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