台湾発美容コスメ「ヒト幹細胞培養エキス」化粧品の魅力〜第36回「健康博覧会」セミナー

2018年1月31日(水)〜2月2日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて第36回「健康博覧会」が開催された。同展示会セミナーより、 潟Gンチームの講演「アンチエイジング素材100%ヒト幹細胞培養液・FD粉末「パーフェクチンR-H」」を取り上げる。


「幹細胞コスメ」という新ジャンル

美容業界では「幹細胞コスメ」という新ジャンルが話題になっている。

台湾のユニコセル社はこのコスメの開発に成功し、すでに使用実績も十分に重ね、日本にも上陸するという。

開発者であり、ユニコセル社の代表でもある蔡氏は、台湾大学とハーバード大学で脂肪幹細胞を用いた再生医療研究に注力し、幹細胞・がん治療・遺伝子学を専門に行ってきた。

蔡氏は台湾幹細胞医学会のメンバーでもあり、アメリカFDA認証設備で幹細胞治療薬やアンチエイジング、増毛治療の研究に取り組み、幹細胞を用いた各種研究の若手リーダーとしても注目されている。

20万人以上が使用

蔡氏は5年前より台湾でラボを併設したクリニックやサロンを手がけている(いずれもFDAの基準をクリアしているという)。

クリニックでは抗シワなどの施術に幹細胞培養エキスを用いて十分な効果と実績を重ねてきた。

これまでは良質な幹細胞エキスを量産することができず、クリニックでの使用も非常に高価なものであった。

しかし、アンチエイジングのニーズの高まりから、同社で培養技術が確立され(特許取得)、今では比較的リーズナブルな価格で自宅使用できるドクターズコスメとして、すでに20万人以上が使用するほどに成長しているという。

厳しい検査項目で安全性を担保

幹細胞培養エキスの作製については、まず若く健康に問題のないドナーの選定から行う。ドナーには29項目の厳しい検査項目が設けられ、安全性が担保されるようになっている。

ドナーから採取された脂肪細胞を、GMPをクリアした自社工場で3D培養し、培養した液を収集・凍結乾燥・粉末化する。これにより、幹細胞培養液粉末100%が完成する。

幹細胞培養エキスは、ヒト細胞の培養工程自体が完全無菌で行われ、加熱処理の必要や工程がなくEGF、FGF、KGF、VEGFなどの有効成分(成長因子)が損なわれることなく完全かつ純粋に含まれる。

製造の過程で成分の構造が変わったり加熱によって機能性が失われたりすることが一切ない。

安全性の面でも、微生物チェック、重金属チェック、皮膚刺激試験、連続皮膚刺激試験なども常に行っているという。

「ヒト由来」の幹細胞が効果的

現在市場に出ている幹細胞由来コスメはリンゴやアルガンの実など植物性由来のものが多い。

韓国ではヒト由来のものがすでに話題となっているが、当然「ヒト」には「ヒト由来」の幹細胞の方が効果的であることが医学界でも報告されている。

ユニコセル社の幹細胞培養エキスは再生医療というあくまで医療の現場から誕生したものである。

そのため、サイトカイン、成長因子、たんぱく質など数千ともいわれる人の成長や再生に関する有効性の高い物質がそのままの状態で含まれている。

単一成分でなくヒト由来であるからこそ、まさに全面的な効果が期待できるという。

ビタミンCの100倍以上の抗酸化力

実際に、幹細胞培養エキス配合の化粧品は、皮膚そのものに作用する。

今までレーザー治療などでしか改善できなかった色素沈着、シミ、シワ、肝斑、たるみなど加齢に伴うあらゆる肌の悩みに総合的に働きかける。

火傷や怪我による皮膚の損傷(傷あとの回復)にも有効であるという。

抗酸化力はビタミンCの100倍以上で、クリニックでは注射でも使われている。

また、皮膚に対するアプローチだけでなく、育毛に対しても優れた効果を発揮することもヒト試験で報告されている。

ヒト幹細胞培養エキスの効果は、「皮膚の細胞の修復」「コラーゲンの合成促進」「メラニンの抑制」「肌の抗酸化能力を高める」「皮膚の保護」「傷の修復」「育毛」の7つに大きく分類されるが、いずれの作用も2週間程度の連続使用で体感できるという。

ウエルエイジング、アクティブエイジングの時代に突入し、美容医療や再生医療にも注目が集まっている。

ホームケアでも十分に効果が出る新素材として、台湾発「ヒト幹細胞培養エキス(パーフェクチンR-H)」に注目して欲しいと話した。


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